彼を思い出し、溢れる涙

子供の頃、「一日ひとつ何か善いことをしましょう」って、学校で言われたなぁ~。
何年か前、「人差し指でできるボランティアがあります」というナレーションが流れるコマーシャルがあったなぁ~。
一瞬、どちらもとても素晴らしいことのように思えるけど…。
CMのエレベーターのボタンをご老人にかわって人差し指で押すのなんて、ボランティアには見えない…。
一日ひとつ善いことって!?
お家のお手伝いをするのも困った人に手を差し伸べるのも、善いこととはニュアンス違いに思えるわ。
自然なことでしょう。
一日一善もボランティアも心がけは大切だけど、当たり前のことをしてそれをよいことをしたと勘違いしないようでいたいなぁ。
この前ね、フィリピンで礼拝を終えて教会を出ると、泥まみれでボロボロの洋服を着た3歳半くらいの男の子が物請いをしていてね、可哀相で目を合わすことができなかったんだけど、溝にはまってスムーズに出られない車を見つけて、小さな体で懸命に押してあげていた…。
ろくに食べてないだろうにね…。
私、涙出てきたよ…。
今でも思い出してうるうるなお目目。
自分があんなに大変なのに知らない人を思うやさしい心にじーんときて…。
彼にはボランティアや一日一善という言葉は関係ないだろうね…。
写真はちょっと前に作ったじゃが芋のおやきカレー風味。
スポンサーサイト